皆さん、こんにちは。
今日のブログはルーパー講座の第18回目。
より多くの人がこのブログを参考に、更に音楽を楽しんでもらえたら嬉しいです。
第18回目は「ルーパーに1個だけエフェクタを接続するとしたら何を選ぶ?」というテーマでお話します。
私が使っているBOSS/RC-300、600のような、ルーパーだけでなく様々なエフェクタがすでに入っている機種のルーパーは別ですが、ルーパーを持っている人の多くは上位機種のルーパーではなく、エフェクタが内蔵されてないタイプを持っているだろうと思います。



キーボードなら多少音色はキーボード側で変えられますが、アコギ単体では音色が変えられません。
「ルーパーにも少し慣れたので、今度は音に変化をつけたい!でもマルチエフェクタは重いし、高い。唯一1個だけエフェクタを接続するとしたら、何が一番潰しがきくだろう?」
そう思う人もいるかも…と今回は
「ルーパーに1個だけエフェクタを接続するとしたら何を選ぶ?」
というテーマで私の経験談を交えて、お話したいと思います。
私が最初に手にしたルーパーはBOSS/RC-20XLでした。
ルーパー以外のエフェクタはほぼ0の機種なので、「音にバリエーションをつけたいな」と思い、いろんな人に質問をしつつ、悩んだ挙句に買ったのがギター用の「DELAY」でした。

正直、大正解だったと思っています。
これはあくまで私の場合ですが、私はアコースティックの領域でエフェクタを使いたいと思っていたので、例えばですが、
「アコギの音をディストーションバリバリのエレキの音に変える!」
みたいな劇的な変化を望んではいなかったんです。
サウンド面の世界観は崩さないことを前提として考えて、その中で変化をつけるということでしたら、「DELAY」がベストの選択でしたし、十分潰しがきいたので、私がルーパーに1個だけエフェクタを接続するとしたら「DELAY」を選びます!
さて、ここからは余談。
その後、私は「BOSS/RC-50」を使うようになりました。
ルーパー日本大会と世界大会を経て、声にもエフェクタをかけたり…などとより複雑なこともやり始めましたが、私にとっては自分の世界観が一番重要なので、現在、主に使っているエフェクタとしても「スライサー」「フェイザー」「リバース」などで、「アコギの音をディストーションバリバリのエレキの音に変える!」みたいな劇的なエフェクタは使っていません。その他でよく使うのは「転調機能」くらいですかね。
ルーパー世界大会の映像では「ロボットボイス」などを使ったりしているので、
「ナオリュウはいろんなエフェクタを駆使している」
というように思われている方も多いかもしれませんし、実際、そう言われることもしばしばですが、実は上記で挙げた程度しか使っていません。
それでも「多くのエフェクタを使っている」
と思わせることができているのだとすれば、それは私のアレンジ能力に他なりません。
逆に言えば、上記程度のエフェクタを揃えるだけでも、アイディア次第で、音の幅は広がるということです。
もちろん選択肢は大いに越したことはないと思いますが、エフェクタの使用率を増やせば増やすほど、音の幅や広がりが出るという簡単な話でもないということ。「DELAY」を1個揃えるだけでも十分に音に広がりのある演奏ができます。
やはり音楽は引き算です。
エフェクタ一つにとってもそれが言えると思います。
なので「エフェクタは適材適所で必要な分だけ使う」それがベストだと思います。
ってなるとエフェクタの引き出しが必要になってくるから結局マルチエフェクタを揃える!って話になるんですかね。。。
次回は「ルーパーの持ち運びについて」というテーマでお話します。
乞うご期待!