[20191107]この曲を聴くたびに私の胸は熱くなる。

今日は音楽の話をしようと思う。

多分ご存じの人も多いと思うけど、
Childish Gambinoの「This is America」

Childish Gambino – This Is America (Official Video)

私は別段ヒップホップが好きではないけれど、
これだけは別格。

この曲が日本で有名なのは一つ理由があって、
この曲のMVを日本人「Hiro Murai」氏が手掛けているということだ。
それでこの曲を知っている人も多いと思うけど、
「This is America」の「America」では
歌詞の内容が意味深でとても有名になった曲だ。

アメリカが抱える社会問題などを風刺していると言われる本作品。

明確な差別というものが
現代では「存在していない」日本では
あまりイメージできないことだけれど、
黒人差別というものが本当に根深いものだということを
本作品で伺い知れることができる。

私も例外ではないけれど、
表立った「差別」なんてものを経験していない日本人は
ただその事実を「別の世界の出来事」としてでしか捉えることができない。
日本にいる限りは、本当の意味での「差別」には触れないのだから、
実感としてないのは当たり前だ。

ただ、このことだけはよく分かる。

差別の対象となっている人種の人物が
こういった差別を疑問視し、作品として公に発表をする。
それがどれだけ危険な行為であるかということは容易に想像できる。
多分命を狙われてもおかしくない。

日本の歌にはこういった内容の歌はまずほとんど存在しない。
仮にあったとしても、「アンダーグラウンドな曲」として
多くの日本人はそれを軽視する。

しかし、「This is America」はグラミー賞を取っている。

私は政治にも宗教にも興味はないけれど、
ジャンルに限らず、音楽はそもそも
世の中への疑問を呈するものとして
存在してきたのだとは思っている。

日本の曲には「愛」を歌う曲が多いけれど、
この国は年間で2万人もの人が自殺をする、自殺大国だ。
「愛」を言葉に出して歌っていかないと
「愛」を実感できないそんな人種なんだろうと私は思っている。

ちなみに上記のことは
「ジョン・レノンが証明しちゃったんだ」
という私のオリジナル曲の一説としても使われています。

でもその問題の根底にあるものは愛の不足だけなのか?
そうとも思う訳です。

そういったことを言及する音楽というものは
日本にはあまり存在していない。

多分それは「タブー」だからだ。

「This is America」を聴いた時、
胸が熱くなるのを感じた。

「私はこのままでいいのか?」
そう強く心がうなった。

何をなすべきかは分からない。
けれど、私はこの作品で心を揺さぶられた。
不意打ちで、街角で「This is America」を聴いた時とか、
その瞬間に血が逆流して、この曲の世界観、力強さに
あっという間に気持ちを持っていかれる訳です。

音楽人として「やられた!」とか「悔しい!」とかなんて全然思わない。
ただただ、ただただ熱くなるだけ!
そして、この気持ちは「行動に移そう」
というエネルギーへと瞬間的に変わる。
こんなに高く、よく燃える気持ちに出会ったのははじめてと思うくらい。

皆さんにもぜひ聴いてほしい。
そして、何かを感じてほしい。

ちなみにASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんが
「This is America」の和訳をご自分で書かれて、
それがご本人のブログで紹介されているのだけど、
もうこれが熱くて熱くてたまりません!

例えばさ、今の自分が「ぬるいな」なんて思っている人。
ぜひ読んでみてほしいです。
バッチバチの刺激です!

●ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんのブログ
https://gotch.info/post/173722761332/